悩みがない方が異常なんじゃないの?
UVERworldが大好きだ。ついこの間もライブに行ってきた。
そのUVERworldのバーレルという曲に『悩みがない方が異常なんじゃないの?』というフレーズがある。この部分が大好きだ。なぜ好きかと言えば、俺は悩みが多い人間だから。どうしようもないことで悩んで本当に辛い時がある。今に集中しようとしても集中できない。
集中できないならいっそのこと「悩む」という行為のポジティブな部分に目を向けてみる。そもそも何で悩むという行為が人間にはあるのか。一言で言えば、
今のまま何もしなければ、より悪い状況になってしまう、と心が感じているから
だと思う。
金で悩んでいる人は今のままの状況が続けば破滅するという恐怖がある。勉強で悩んでいる学生は今のままでは落ちこぼれになってしまうという気持ちがある。仕事で悩んでいる人は今のままではうまく事が進まないという焦りがある。やりたいことや好きなことが見つからないと悩んでいる人は未来に希望を持てていない。
そのような状況を心が敏感に察して『悩む』ような気がする。もし悩みがなければ、悪い状況が進行していてもそのことに気づかず、本当に破滅してしまうかもしれない。最悪な状況を避けるために、心がアラートをあげてくれている。
そう考えれば、悩みを感じることができているというのはまだ健全な状態かもしれない。その悩みを解決したり、対処をするチャンスがあるのだから。悩んでいる原因やその解決方法をリストアップして調べることで解消できるかもしれない。
『悩み』があるからこそ、今いる場所から一歩進むことができる。新しい自分になれるチャンスがある。
もし自分の力ではどうしようもない悩みであれば、悩みへの対処ではなく、悩みを和らげるために何かを変えてみる。マンネリ化した毎日から抜け出すためにも少しでいいから新しいことをしてみる。本を読んで自分とは違う考え方に触れてみる。気分転換のためにやりたいことを書き出してやってみる。
『悩む』感情が出てきたら何かを変えろというメッセージだと思おう。
『同じことを繰り返すようになったら人間は終わりだ。〜イビチャ・オシム』
◼️ 参考
『もしも悩みがなかったら』水野敬也著