集中と分散はどちらがいいのか

合戦や戦争の場合、戦力の"集中"が上策とされている。

投資の世界では一般的には"分散"が良いとされている。一体どちらが正解なのか。とある本にヒントが書いてあった。

• 『未来がどうなるか全くわからない予測不能な状況の場合』は分散が良い。

未来が予測不能なのにすべてを賭けてしまうとすべてを失うことになる。

• 『"これが来る！"と高い確率で判断できるとき』は集中した方が良い。

1つのことに集中した方が良い状況なのに、あれもこれもと無駄なものにまで手を広げてしまうと中途半端になってしまう。

厳密には正解なんてわからないし、その時の状況によって変わるに決まっている。

自分のような取り柄のない人間は基本は分散させるのが良いようだ。一流にはなれない代わりに、一撃ですべてを失うほどの致命傷にはならない。そもそも集中させたところで一流の人の足元にも及ばないだろうから。

これからの世の中は、本当にわからない。コンパスも地図もなく、太平洋に浮かぶイカダに載っているような気分。さらに俺のような弱小サラリーマンの場合、自分で方向を決めて舵をとることすらできなさそう。ただ海流の流れに乗って漂うのみ。

なんてことにならないように、集中と分散を使い分けて進む道を選択していきたい。