最後の輝き

めんどくさがりな人が好きなことを書くための日記です。

多動力

堀江さんの『多動力』を読みました。

とにかく合理的なことしかしていないイメージの著者であり、時には傲慢に感じてしまうことも多い。でも参考になる考え方はたくさんある。メンタルが弱い人間にとっては刺激的な話もある。そういう話をモチベーションにして頑張れる人もいるんだと思う。

ひとつのことをコツコツとやり続けるバカ真面目なことはやめて、効率よく、いろんなことをやってみようという感じの本。

 

仕事が遅かったり、仕事に忙殺されてしまっている人は、「仕事はすべて100点を取らなくてはいけない」という自己満足を、かなぐり捨ててみよう。「完璧主義者」は何度もやり直し、一つの仕事にアリ地獄のようにハマってしまう。

これは本当にそうだと思う。その仕事に掛けた時間の分、凄いアウトプットができるわけではないし。重要度の低い仕事は速攻で終わらせるか誰かにやってもらう。まぁ会社のみんながそうしてたら誰もやらない作業が発生するかもしれないけど。そうして浮いた時間で新しいことをやる。

 

準備している時間は無駄だ。今すぐ直近のフルマラソンにエントリーしよう。気になる女性と食事に行こう。〜中略〜「とりあえず始めてみてあとから修正していきましょう」を口癖にしよう。

やりながら軌道修正する。いくら準備しても不測な事態は発生する。そこを直しながら行動して、次に生かして行く。

 

飽きるということは、慣れて、余裕が出てきたということだ。

とにかくハマって知識と経験を自然に身につけることが大切だと。嫌々勉強してもあまり身につかないから。

 

電話をかけてくる人間とは仕事をするな。

これもプライベートであっても本当にそう思う。みんな話し相手が欲しい時は電話をかけてくる。向こうは別に俺でなくたって構わないようだ。暇そうな相手を見つけて一方的に話をしてくる。ひどい時は週に3回くらい、1時間以上の電話がかかってくることもあった。しかも一方的な話であるためこちらは相槌を打つだけ。壁に向かって話しかけてくれないかなと思うことすらあった。自分のやりたいことがあるのに時間がなくなってしまうのは超ストレス。

 

すべての仕事はスマホでできる

これは凄いな。プライベートならいいけど仕事の文書作成などはやはりPCの方が効率がいい。コピペが楽だし。この人の場合は文書作成なんてくだないことは外注なんだろう。

 

メルマガのコンテンツである「時事ネタ解説には、ゼロからニュースを集めて考えるのではなく、これらのメモをもとに記事を再構成していけばいい。〜中略〜メルマガのコンテンツである、「1週間の日記」にせよ、1週間分を一度に書こうとすれば僕だってしんどくなる。

これもリアルに実感できる。何もネタがない状況から、さぁブログを書こう、と思っても2行くらいしか書けない。普段からネタを数行でいいからメモしておけば骨格ができる。あとは肉付けをすれば良い。

 

1晩10軒以上をハシゴしろ

自分に制限をかけずにやりたいことをやりたいときに全部やる。我慢しない。

 

自分で自分を縛る必要はない。周りの目など気にせず、生きたいように生きればいい。

 

一歩踏み出したせいでみっともない失敗をしたとしても、そんなことは3日もたてば誰も覚えていない。

 

人生に目的なんてない〜中略〜今がすべてであり、「将来の夢」や「目標」なんて必要ない。

なにかをやる理由は、面白いから、楽しいから、で良い。

 

新しいことに興味を失ってしまえば10代でも老人だし、新しい刺激を求め続けるのならば60歳でも若者だ。

 

自分がやりたい仕事に、今すぐ手をつけることを最優先するべきだ。

資格とか金とかではなく、最短距離を行けと。

 

勢いのある面白い本でした。