最後の輝き

めんどくさがりな人が好きなことを書くための日記です。

となりの億万長者

『となりの億万長者』という本を読んだ。

 アメリカの億万長者(純資産1億円以上)は何を買い、どういう生活をしているのかを研究している本。

この本によると、テレビなどでよく目にする富裕層というのは金持ちの中でも本当は一握りであって、大多数の億万長者はとなりの家に住んでいそうな普通の人々だということになる。

本の中では「普通の人」が資産を築く成功の秘訣が7つ書かれている。そのうち、自分に役立ちそうなものは以下だった。

「彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する」

「彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している」

「彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。」

特に3番目の見栄を張らないというのは重要で、高い車を買ったり、高い時計を買ったり、高いスーツを買ったりしない、ということだ。

男なんだから軽自動車なんか乗るのはダサいとか、社会人なら良い時計を1本は持ってないとダメだとか、そういう考えは普通の億万長者からすると何の意味もない行為になる。良い車に乗っていても早く到着するわけではないし、良い時計を持っていても時間について何かが有利になるわけでもない。それで自信がつくならいいのかもしれないけど。

能ある鷹は爪を隠す、ということで、安いスーツと安い時計を身につけ、中古車に10年以上乗り、収入よりも少ない金額で生活する。そうすることで誰もがある程度はまとまった額の資産を作ることができて、金に関する心配を減らすことができる。

倹約とか節約というと、楽しみがないつまらない人生を想像しがちだけど、金がなくなって生活できなくなる絶望的な恐怖から逃れられるだけでも実利があると思う。最後に、この本から学んだ3つのルールを。

1.倹約する(見栄のために金を使わない)

2.投資する(頻繁に売買はしない)

3.浪費家の人とは結婚しない