高城剛『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』読了
高城剛さんの新刊を購入しました。
今回も刺激的な未来を予想してくれています。
ドローンの現状、3大メーカー、ドローンと日本、ドローンの未来について章立てで解説されています。
以下、印象に残った部分を引用します。
ドローンは「空飛ぶスマホ」・第1章
機体の状態を把握するために使われる加速度センサーや電子コンパスといったセンサー類、位置情報を得るためのGPSモジュール、さまざまな情報を処理するためのCPU、データを記録するフラッシュメモリーなどだ。またそららに電気を供給するためのバッテリーも欠かせない存在。さらに、カメラや無線ユニットを搭載したドローンも多い。
ドローンとラジコンの何が違うのかの区別もつかなかった自分にとってはわかりやすい説明でした。
空飛ぶスマホとは素敵な表現です。
こういった機器が搭載されているから自律飛行が可能なんですね。
さらにもう一つ。
ドローンの未来。第4章
世界のどこかの反社会組織が、私設ドローン・アーミーを名乗って、1万機のフォーメーションされたドローン軍団を作ってもおかしくない。
ドローンをドローンで捕獲したり、誤誘導する「海賊ドローン」や、受取人のなりすましによる「ドローン詐欺」も登場することになるだろう。もちろんこれらはすべて違法である。
便利な部分だけではなく、影の部分にも言及しています。
なんだかアニメやSF映画のような世界です。
ドローンに爆発物を搭載してわざと墜落させたりとか、そこまで考えると非常に怖いです。
ドローンといえばアマゾンなどの配達に役立つくらいにしか考えていませんでしたが、個人レベルにも広がれば、離れた人へのドローンでのお裾分けや物々交換も可能になる。
空飛ぶスマホによる未来を見せてくれました。